メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ

ホーム > こどものページ > 保護者の方へ

保護者の方へ

絵本でつながる親子の時間

絵本は楽しい、美しい、豊かな言葉の体験です。お父さんやお母さんの声で絵本を読んでもらう時間は、幼い子どもの健やかな成長にとってかけがえのない宝物です。

お子さんと心をかよわせ、いっしょに絵本の世界を楽しみませんか。

赤ちゃんの絵本(0.1.2歳)

赤ちゃんの心は、お父さんやお母さんのぬくもりを肌で感じ、愛情のこもった言葉を耳から聞くことで育っていきます。絵本をページのとおりに最後まで聞けなくてもだいじょうぶ。絵本をとおして、赤ちゃんと言葉をかわし、心をかよわせ、おたがいの存在を確認しあうことが大切です。親子がいっしょに絵本の場面や展開にあわせてよろこびを共有することで、あたたかい心、豊かな心が育ちます。

子どもの成長を支える絵本(3歳から)

絵本は大人が子どもに読んであげる本です。

絵本は子どもが自分で読むための本ではなく、大人が子どもに読んであげる本です。

子どもたちは、言葉といっしょに絵本を読んでくれるお父さんやお母さんの感情や心を受け取って人間らしい心を育てていきます。

絵本を読む時間が、お父さん、お母さんにとっても、お子さんにとっても楽しいかけがえのない時間となるように、一日のうちのゆったりとした時間に心をこめて読んであげてください。

お父さんお母さんが感動した物語は、お子さんの気持ちも動かします。そうして心をかよわせ共通の楽しい体験をすることで、親子の心の絆がしっかりと結ばれます。

よい絵本とはどんな絵本でしょう。

絵本のよしあしは、見た目の可愛さ、きれいさでは決められません。子どもの目は大人が思っているよりずっと確かで、表面的なことでは満足しません。

「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」や「どろんこハリー」「もりのなか」など、地味な絵の絵本でも長年にわたって子どもたちに支持され続けています。それは絵と物語がうまくとけ込み子どもたちの心を物語の中に引き入れてくれる優れた絵本だからです。

絵本を選ぶときには、その絵本が何年にもわたって子どもたちに支持され続けた絵本(出版後20年以上たっても繰り返し発行され続けている成人式を迎えた絵本)であることが、一つの目安になります。

絵本を耳から聞くことは、子どもたちの想像力を育てます。

幼児期の子どもたちには、自分で文字を読んでその世界を思い描くことは簡単ではありません。大人に読んでもらって耳で聞き、挿絵を手がかりにしながら物語の世界に入っていけるようになっていきます。

子どもたちは、絵本を読んでもらうことで、のびのびと想像力を成長させていきます。絵本を読んでもらう時間をたっぷり豊かに持つことで、文字から物語を思い描く力を養い、一人で読書の世界へ入っていけるようになるのです。

絵本は役に立つものではなく、楽しみそのものです。

絵本は子どもたちにとって、何かを教えたり、役に立つためのものではなく、それが与えるよろこびと楽しみこそが大切です。絵本を読んでもらって楽しかったという深いよろこびが本好きな子どもに育てます。子どもが好きな絵本は繰り返し読んであげましょう。あれこれ質問しないで絵本そのものを楽しんで読んであげてください。